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今の状況で音楽家である私が思うこと

1月になり2度目の緊急事態宣言が出てしまいましたね。

 

私たち音楽家は一度目の時にどうしても「不要不急」とみなされ、大変な思いをしてきました。

(最初に打撃を受けたのはライブハウスや音楽・イベント業界だと言われてもいます)

 

もちろんそれは音楽や芸術、エンタメに関わらず全日本国民の方々が大変な思いをされてきました。

 

私がミュージシャンですので、その観点からお話すると、やはり「人間」として日々の人生を営んでいる以上芸術(あえて音楽ではなく芸術と言います)は不要不急ではありません。

 

むしろこういう時だからこそ必要なものだと思っています。

 

ただそれは命あってのこと。なので当然衣食住を支える方々あってのお話だということは理解しています。

 

私たち芸術家ができること、それは目に見えないもの(音楽)を用いての、心による、心のケアだと思っています。

 

「苦しくて大変なことから目を背けてしまいたい、たまには現実逃避して元気をもらって、また日々を頑張る活力にしたい」

そういう時、そういう方々のために必要なものだと思っています。

 

ピアノや音楽を習っている子供たちが将来その与える側になりたいと思ってもらえることも素敵で本望ですが、まずピアノを弾いたり習うことそのもので、その子供達や、見守る親御さまがたの心が癒されてもらえたら、と、音楽を与える、作る、表現する、指導するというお仕事に誇りを持って日々頑張っています。